まさかまさかのHDV減配でした。今後の方針も含めて紹介します
HDVとは
米国の比較的高配当で財務優良企業70社~80社で構成されたETFです。
大型株の中でも予想配当金利回りが市場平均を上回るものに積極的に投資してくれます。
概要は以下の通り
世界3大運用会社のBlackRock社が運用してくれています。
リーマンショックの後に設定されたので今回のコロナショックが初めての暴落です。
配当利回りはそこそこです。今後の増配に期待したいところです。
経費が激安で100万円購入してても年800円です。これで銘柄の入れ替えしてくれるのでお得です。
セクター割合
セクター | 2021年1月比率 | 2021年3月比率 |
エネルギー | 22.07% | 18.20% |
ヘルスケア | 20.52% | 16.48% |
通信 | 14.58% | 6.54% |
生活必需品 | 13.92% | 15.35% |
公益事業 | 7.45% | 8.11% |
情報技術 | 7.11% | 10.99% |
資本財・サービス | 6.30% | 5.46% |
一般消費財・サービス | 3.30% | 3.41% |
金融 | 3.05% | 13.80% |
素材 | 1.06% | 1.27% |
キャッシュ、デリバティブ等 | 0.56% | 0.33% |
不動産 | 0.07% | 0.07% |
ディフェンシブなセクターへの比率が高いね
組み入れ上位10社
組み入れられている上位10社を紹介します。
銘柄名 | 組み入れ比率 |
EXXON MOBIL CORP | 8.33% |
JOHNSON & JOHNSON | 6.74% |
JPMORGAN CHASE & CO | 6.72% |
VERIZON COMMUNICATIONS INC | 6.50% |
CHEVRON CORP | 5.84% |
PROCTER & GAMBLE | 5.12% |
MERCK & CO INC | 4.17% |
ALTRIA GROUP INC | 4.14% |
COCA-COLA | 3.99% |
CISCO SYSTEMS INC | 3.96% |
有名企業ばっかりですね
知っている企業が多いということはそれだけグローバルな企業が多いということです。
米国国内だけではなく、世界中を相手に商売しているということです。
今後経済成長が見込める国にも進出して成長の恩恵を受けられる可能性があります。
今後も期待できそうだね
増配率
続いて配当金の様子です。
2019年 | 2020年 | 増減率 | 2021年 | 増減率 | |
3月 | USD0.82208 | USD0.914362 | +11.22% | USD0.882118 | -3.52% |
6月 | USD0.750368 | USD0.879497 | +17.20% | - | - |
9月 | USD0.857381 | USD0.850765 | -0.78% | - | - |
12月 | USD0.778998 | USD0.923235 | +18.51% | - | - |
年間合計 | USD3.208827 | USD3.567859 | +11.18% | - | - |
昨年VYMよりも増配率で上回ったHDVで、『さすがHDV!』と昨年末はもてはやされていました。
しかし今年の3月はまさかの減配!
今後に期待するしかないね
株価の様子
昨年のコロナショック時は30%くらいの暴落がありました。
現在はほぼコロナショック前の価格になっています。
SPYDやVYMに比べて回復が遅くなっています。
下落したときも買い増ししてたので含み益はそこそこ出ています
HDVのデメリット
為替と2重課税の問題
米国株を買うときのリスクはこの2点は必ず出ます。
1ドル=100円の時と1ドル120円の時では同じ100ドルのものを買うにしても円を出す量が違います。これが為替のリスクです。
2重課税はアメリカでも税金を取られて、日本でも税金が取られます。これが2重課税の問題です。
2重課税は申告することにより取り返せるので、面倒がらずに申告すれば問題ないと思います。
今後の方針
こちらも淡々と買い増ししていく予定です。
減配したのに買い増しするの?
短期的な減配はあってもトータルでプラスになってくれてればOKです。
財務優良な企業の集まりなので年間通してプラスになってくれると信じています。
重要なのは短期的な減配などで惑わされず、腰をすえた長期投資できる銘柄なのか?ということです。
HDVは長期投資できる銘柄だと思います。
自己責任で投資判断をしてください
まとめ
ディフェンシブな銘柄が多く昨年もしっかり増配してくれたETFなのに経費が激安なETFです
デメリットは為替の影響と2重課税の問題です
投資方針として短期投資するにはあまり向いていません。
売るつもりのない長期投資ならば株価は関係なく、配当金を出し続けてくれればいいです。
投資方針によって買い続けるのか?売却して別の物を買うのかを判断できます。
自分にあった投資方針で銘柄選定をしましょう。