VYMって高配当のわりに利回り低いよね
利回りだけみるのではなく増配率も見たほうがいいですよ
米国高配当ETFで増配の力を知る
まずは増配と増配率とは何かを紹介します。
例えば配当金が100円としたときに、10%増配すると110円なります。
さらに次の年10%増配すると110円×5%=121円と複利の力が働きます。
複利は雪だるま式に増えていくやつだね
複利の力を知るのに簡単な表を作成しました。
経過年数 | 3%増配時 | 5%増配時 | 7%増配時 |
現在 | 300,000円 | 300,000円 | 300,000円 |
5年後 | 347,782円 | 382,884円 | 420,766円 |
10年後 | 403,175円 | 488,668円 | 590,145円 |
15年後 | 460,390円 | 623,678円 | 827,709円 |
20年後 | 541,833円 | 795,989円 | 1,160,905円 |
現在30万円の配当金をもらっていたとして毎年一定の増配率で計算した場合で計算しています。
再投資なしで単純な増配のみで各年数ごとにどのくらい増えるのか?になっています。
そんな上手い話はないでしょ?毎年増配するとは限らないでしょ?
確かに毎年増配するとは限りません。
直近平均増配率を知る
そこで直近の3年間米国ETFがどのくらいの増配率だったか表にしてみます。
VYM | SPYD | HDV | ||||
年間配当金 | 増配率 | 年間配当金 | 増配率 | 年間配当金 | 増配率 | |
2017 | 2.4011 | - | 1.422151 | - | 2.948988 | - |
2018 | 2.6492 | 10.33% | 1.618932 | 13.84% | 3.094937 | 4.95% |
2019 | 2.8418 | 7.27% | 1.746223 | 7.86% | 3.208827 | 3.68% |
2020 | 2.9061 | 2.26% | 1.632091 | -6.54% | 3.567859 | 11.19% |
平均増配率 | 6.62% | 5.05% | 6.61% |
※年間配当金額はUSDでSBI証券より引用
直近の4年間の配当金だとデータ的に少ないかもしれません。
コロナショックで減配したSPYDでも5%越えです。
5%というのは無理な数字ではないんだね
VYMやHDVは7%近いので20年後には配当金が現在の受給金額の4倍近くまでになる可能性があります。
目先の利回りも重要ですが、長期で考えると増配率も重要です
その他ETFの増配率
銘柄 | 増配率 |
VTI(アメリカ約4000社) | 6.01% |
VOO(S&P500と同じ) | 7.08% |
VWO(新興国の詰め合わせ) | 0.39% |
VT(世界株式の詰め合わせ) | 0.33% |
VIG(米国連続増配株詰め合わせ) | 6.17% |
AGG(米国優良債権) | 0.78% |
基本的に米国ETFは高い増配率を出しています。(AGG除く)
増配率が小さいのは平均して小さいの?
利回りが低いのは基本的にムラが大きいといえます。
特に新興国の影響は良くも悪くもVTにも出ているといえます。
今後の買い付け方針
今回はETFで検討しましたが、増配率が重要なのは個別株も同じことが言えます。
目先の利回りだけでなく、直近の配当金推移を確認することが重要です。
今回のシミュレーションで年利30万円の配当金が3%で受ける場合税金は無視して1000万円必要です。
同じ1000万円で20年後80万円になれば、利回り8%です。
高配当株も時間をかけて育てると利回りが育ってくるので長期投資で育つのを期待できます。
こんな夢見れるのは米国株だからですね
未来に期待できるのは米国株だからです。その理由は過去記事で紹介しています。
なぜ米国株を勧めるのか?魅力7選
理想的なのは配当も高くて増配もしてくれるもの!ついでに株価も上がってくれればというものです。
その可能性があるのがVYM、HDV、SPYDだと思います。
今までも買い増ししていましたが、引き続き買い増しします。
まとめ
配当金が複利で増えると少ない資産でも将来利回りが高くなる
配当の増配率は銘柄によって差がある
現在の配当も高くて、増配率も高い、さらに株価があがるものを買うようにする
VYM、HDV、SPYDはお勧めできる銘柄です
高配当株投資は、配当金出し続けてくれるなら一生もちつづければいいと思います。
仮に40歳で80歳まで生きると40年なのでその間配当金をもらい続けながら毎年配当金が増えるというのは夢があります。
未来は誰にもわからないので、確実とは言えませんが米国株は再現性は高いと思います。
将来に向けての投資手法の一つになりますので、何に投資するか迷ったときは参考になればうれしいです。