よくある質問
私のところに質問が来ます。その中で決して珍しくない質問があるので紹介します。
増税やインフレはもちろん、長生きした場合貯金で足りるのか不安なんだね
気持ちは非常にわかります。人生100年時代にいつまで生きるのかは誰にもわからない。
手持ちの貯金だけで足りるのか?不安はいっぱいあると思います。
老後又は老後間もなくは投資をしていいのか?
前提として推奨しているのは超長期運用です。
1988年~2016年の間でどのタイミングでS&P500に投資を始めても15年以上投資していれば負けないというデータです。
ですから基本的に15年以上積立が継続できるという前提が経つ年齢が分かれ目になると思います。
2021年4月より70歳までの雇用が努力義務になりました。
すぐに浸透するわけではないですが、徐々に大手企業中心に広まっていくでしょう。
そうすれば60歳からでも15年以上積立ができる可能性はあります。
インデックス投資はタイミングをはかってはいけない投資方法なので、いつからでもできるのでお勧めです。
資金と時期は分散しながら買い進めましょう。
高配当株投資はどうか?
高配当株投資のほうがすぐ配当金もらえるからいいんじゃない?
高配当株投資はアクティブ運用なので、今のような株高の時は始めるのに微妙です。
もしかしたら投資した瞬間に、暴落がきてあっという間に半分になるかもしれません。
タイミングをはかっていたら、徐々に上がっていってしまうかもしれません。
その場合は一生投資できず終わってしまいます。
投資経験がある人はできるかもしれませんが、今まで経験したことがない人は大抵失敗すると思います。
老後の投資運用
一番やってはいけない老後の投資は投資をしたことがないのに、退職金をまとめて投資に突っ込むことです。
運よく成功する人もいると思いますが、はっきり言ってギャンブルになります。
退職金でまとまったお金を持っていて老後の経済不安があり、知識がない人はねらい目です。
意欲はあるけど知識がなくお金一杯持ってるとしたら詐欺師や、ぼったくり商品を売りつけやすい典型です。
老後の資産運用として、まずやるべきは増やすことではなく、減らさないことです
老後を迎える人がやるべきは節約
考えるべきは、今ある貯金をできるだけ長持ちさせることです。
そのために確実に・効果があり・誰でも実践できる事は節約です。
お金が無くなってからでは遅いので、すぐにでも実践してみましょう。
それでも投資したい人へ
それでも投資したい人はいきなり大きなお金を突っ込むのではなく、小額で試してみる事をお勧めします。
・高配当投資であればVYM等米国高配当ETFを月1株から買うなどして経験値を積みましょう。
少額で始めて、徐々に値動きなどに慣れて経験を積むことをしましょう。
経験を積んでいる途中でラッキーチャンス(暴落の時)が来たら少しまとまったお金を投入するのもありです。
投資をして初めての配当金もらうともっと突っ込みたくなるので注意です
老後は収入が確保しにくくなるので、失敗が致命傷になります。
致命傷を負わないような範囲で投資を心がける事をお勧めします。
まとめ
・50歳はまだいける
・55歳は70歳まで働ければギリいける
・60歳はあまりお勧めしない
高配当株投資もタイミングが重要なので投資初心者がいきなりうまくいくとは限らない
投資をしたことがなかった人は、増やすよりも減らさない(節約)ようにすることが第一
どうしても投資したいなら小額で経験を積みながら暴落待ちをする
始めたタイミングが良く勘違いしてしまう事もあります。
2020年から投資を始めた方は、まともな商品であればみんな利益が10%以上出ているのではないでしょうか?
タイミングが良かっただけなので、実力と勘違いしてしまい、さらに突っ込み、その後暴落がきて後悔するのは素人あるあるです。
無茶な投資は控えて確実にできる節約することをお勧めします。