配当金生活とは
配当金生活ができれば完全な不労所得での生活になり老後の経済不安もなくなります。
どのくらいの資産があれば生活できるのかな?
どのくらいの資産が必要かは人によります。理由は下記の項目が人によって違うからです。
月10万円で暮らす人と、月30万円で暮らす人では必要な資産額は違います。
ゴール(目標)を把握するのはいいことですが、果てしない道のりになるので心が折れてしまうかもしれません。
そこで今回は、月1万円の配当金を受け取るためにどのくらい資産が必要か?を考えてみます。
月1万円ならだれでも割と早めに達成できる可能性があります。
月1万円の配当金
月1万円でできる事
まず月1万円配当金生活でできる事を考えてみます。
・格安スマホと保険料金の支払い
・月で使わず年間12万円で旅行
・生活必需品の購入
・ちょっとリッチな外食
各項目どれでも自分の好きな物に使えます。
スマホや保険の支払いから解放されるのはうれしいね
減配されなければ、一生配当金で払うことができるならばかなり、生活が楽になると思います。
年収から捻出するのと、不労所得で解放されるのとでは全然違います。
月1万も馬鹿にできないね
月1万の魅力がわかってもらえたところで、次にどのくらい資産が必要か考えてみます。
月1万円の配当金に必要な資産額
月1万円の配当金生活といっても、均等に毎月1万円ずつもらえるわけではありません。
年間配当金額が12万円になるためにはという事で計算します。
日本株の場合配当金に20.315%の税金がかかります。
12万円÷0.79685=15.05万円(税引前の配当額)となります。
ついでなので月1万円以上の場合も計算してみます。
利回りごとに必要額が変わるので利回り別にまとめました
税金20.315% | 2.5% | 3% | 3.5% | 4% | 4.5% | 5% |
12万円 | 6,023,718 | 5,019,733 | 4,302,628 | 3,764,800 | 3,346,488 | 3,011,840 |
18万円 | 9,035,560 | 7,529,633 | 6,453,971 | 5,647,225 | 5,019,755 | 4,517,780 |
24万円 | 12,047,400 | 10,039,500 | 8,605,285 | 7,529,625 | 6,693,000 | 6,023,700 |
30万円 | 15,059,280 | 12,549,400 | 10,756,628 | 9,412,050 | 8,366,266 | 7,529,640 |
増配率等考慮しなければ上記のような資産価格が必要になります。
現実的に利回りが高くなればなるほどリスクが高くなるので3%~4%で利回りを狙うのが良いと思います。
そうすると376万円~501万円の資産が必要になる計算になります。
日本の個別株を買いそろえるには財務諸表の分析が必要になります。
中級者向けの投資になると思います。
日本の個別銘柄を買うのは難しいから米国ETFの場合もまとめて
米国ETFは2重課税になります。(外国税額控除で一部は取り戻せますが考慮せず)
およそ28%税金でとられるので下記のようになります。
税金 28% | 2.5% | 3% | 3.5% | 4% | 4.5% | 5% |
12万円 | 6,666,640 | 5,555,533 | 4,761,885 | 4,166,650 | 3,703,688 | 3,333,320 |
18万円 | 10,000,000 | 8,333,333 | 7,142,857 | 6,250,000 | 5,555,555 | 5,000,000 |
24万円 | 13,333,333 | 11,111,100 | 9,523,800 | 8,333,325 | 7,407,400 | 6,666,660 |
30万円 | 16,666,640 | 13,888,866 | 11,904,742 | 10,416,650 | 9,259,244 | 8,333,320 |
当たり前ですが税金が高い分必要資産額が大きいです。
しかし米国ETFは優良な物なのでこちらの方が簡単です。
SPYDの利回りが2021年4月29日現在4.4%(税引前)ですから、400万円近く買えば月1万円達成です。
400万円を作るのに、月5万円なら6年と8ヶ月、月10万円なら3年と4ヶ月かかります。
資産を作るまでにやる事
資産形成に必要なのは以下の順番です。
③の運用で稼ごうとすると大きな失敗をする確率が高まります。
着実に時間はかかるけど資産形成していきましょう!
まとめ
月1万円あればいろんな支出負担から解放される選択ができる
月1万円をえるためには利回りと税金で必要資産額が変わる
資産形成に必要なのは以下の順番
①倹約
②稼ぐ
③増やす
特に初心者の内は投資で増やそうとせずに倹約が確実に実行できることなのでお勧めです。
千里の道も1歩から、時間をかけて着実な資産形成をしましょう。