7月の資産運用状況で報告しましたが、一部資産を売却しました。
老後用の資産形成だから短期で売買しないんじゃないの?
基本方針はそうなのですが、お金は使ってこそ意味があるものなので、ため込んで全く使わないのもよくないと思います。
売却を通して学んだことを紹介したいと思います。
今と未来のバランス
このバランスは価値観もあるのでこうしないと!というものはありません。
若い時しか経験できないものはどんどんしたほうがいい!という意見もあります。
異論はないのですが、だからと言って貯金を全くせずにいると、将来地獄を見ることになります。
例えば、子どもの習い事をいろいろさせて貯蓄を全くしなかったら、子ども巣立った後、老後目前で老後資金に不安というような状態になります。
ご安心ください!国は死ぬまで働けるように定年を引き上げてます。
え~、老後はゆっくりしたいよ
働きたくて働くのは良い事ですが、体力的にも無理が効かなくなってきて生活の為に働かなくてはならないのは結構大変です。
子供が面倒見てくれるかはわからないですし、そもそも子供にあまり迷惑をかけたくないというのが親心。
逆に未来に備えるために今できる事を全部我慢するのも、その年齢の時にしかできない事もあるのでその機会を失うことになります。
例えば、子どもが小さい時に旅行やレジャー等の思い出はかけがいのないものだと思います。
極端にどっちかではなくバランスが大事なんだね
今現在、未来への貯蓄に振り切ってる方は、今とのバランスを見て、一部お金を使うことにまわしてみるのもいいと思います。
今に使っていて、貯蓄が全くできてない方は、支出を見直して最低でも10%は貯蓄できるようにしたほうがいいと思います。
なぜしたほうがいいか?それは貯蓄ができない状況とは『収入=支出』の状態だということです。
まんがいちリストラや給与減額等収入が減ってしまったら、又は突発的な支出があったら家計が赤字になります。
家計が危うい状態であるという認識を持って支出の最適化をはかる必要があります。
売却して学べたこと
学んでてわかってたことでも、実際経験してみると思ってもみない学びがありましたので紹介します。
換金できるまでの時間
持っている物によって変わりますのでまとめてみました。
貯金 | 普通預金であればいつでも即現金引き出しOK |
現物株取引 | 平日9時~15時で約定後、口座振替すれば出金可能 |
投資信託 | 売却まで3日~5日(土日除く)かかり、売却後口座振替して出金可能 |
その他資産 | 契約したものは解約後手続きで数日、現物(例:不動産)売却できれば現金化できる |
貯金は普通預金であれば、コンビニでいつでも(休止時間あり)現金を引き出せます。
すぐ使いたい!明日使いたい!という時があった時は一番良い保管状況です。
そのうえだと箪笥預金だね
その通りですが、現金を手元に置くのが一番早いですが、盗難の恐れや、使ってしまう場合もありますので、お勧めしません。
現物取引株をお持ちであれば約定したら出金可能になります。
指値で注文したら指値の価格にならないと売却できません。成行で売却すれば今の価格で売却できますのでほぼ即日でできます。
割と換金性が良いですが、以下のリスクが考えられます。
・システムトラブルでまれに約定されないこともある
システムトラブルはその後その時の売却価格で取引してくれるなど、保証してくれることが多いですが、換金するまでに時間がかかってしまいます。
急落は、企業が粉飾決算するなどトラブルが起きると起きる可能性もあります。その場合思ってもみない損失につながる可能性があります。
投資信託は約定し出金可能になるまで3~5営業日かかります。
今回学びがあったのはこの部分です。売却したら次の日には出金可能になると思ってました。
基本明日必要という事はあまりないので問題ない範囲だと思いますが、換金できるのにタイムラグがあるというのは事実です。
その他資産は様々な物があります。
・積立保険
・財形貯蓄
・不動産物件
・金 等
積立保険や財形貯蓄などは解約するまでに1週間~10日かかります。
即現金とはならず多少のタイムラグがあります。
不動産は売りにくいので現金化できるのに数年たってしまったりする可能性もあります。
金は所定の場所で売れますし、保管管理も含めているとオンラインで売れたりできます。換金性はいいかもしれません。
まとめ
やっぱり何事も経験してみるもんだということを改めて実感しました。
換金性の勘違いに気づくことができたのは大きな収穫でした。
さらに、現金と資産と保険等、様々な金融についてのバランスが大事で自分が知らず知らずのうちに自分が資産の購入に突っ込みすぎていたというのにも気づきました。
自分は保険などで生活防衛資金を確保したつもりだったのですが、換金性を考えると一定額を預貯金を持って投資に臨むことを強くお勧めします。