おすすめの米国ETF教えて
私も買ってるお勧めETF『SPYD』を教えます
SPYDとはどのようなETFか
S&P500の中から配当利回りの高い80銘柄を集めたものです。
80銘柄は均等割合で投資しています。
均等割合って何?
均等割合と時価加重平均とあるので両方説明しますね
均等割合:会社の規模にかかわらず均等に投資すること。SPYDの場合1.25%ずつになります。
時価加重平均:会社の規模を考慮して割合を変えて投資する方法です。
例:会社の規模が総額10万円とすると、A社は5万円、B社は4万円,C社は1万円だとします。
この3社まとめてのETFだったとしたらA社に50%、B社に40%、C社に10%とするのが時価加重平均です。
時価加重平均のほうが会社の規模を考慮されてるから公平性がありそう
この辺は用語を覚えて自己判断できるようになってね
SPYDのメリット
配当利回りが高い
2021年1月17日SBI証券で確認すると4.72%になっています。
これは100万円買えば47,200円毎年リターンがあるということです。
銀行の普通預金金利が0.001%の場合10円とくらべると雲泥の差です。
銀行預金だけの場合と比べると格差がひらくのは当然だね
高いトータルリターンが期待できる
高い配当利回りでインカムゲインと株高によるキャピタルゲイン両方期待できます。
世界中で量的緩和をしている現在の状況を見ると、株高の期待がふくらみます。
売るつもりはないけど株価でもプラスが出てると精神的に落ち着きます
分散されている
金融 | 28.52% |
不動産 | 15.83% |
エネルギー | 12.18% |
公益事業 | 9.48% |
情報技術 | 9.18% |
コミュニケーション・サービス | 7.58% |
素材 | 6.89% |
生活必需品 | 4.26% |
一般消費財・サービス | 3.85% |
ヘルスケア | 2.22% |
幅広い分野に分散されてるんだね
HDVとの相性が良い
SPYDだけでも分散が効いてるんじゃないの?
業種は多種多様になるのでSPYDだけよりもHDVも買ったほうがさらに分散になるんだよ
HDVは別の機会で紹介しますが、高配当・高財務・高収益の優良企業70~80社を集めたETFです。
SPYD | HDV | ||
金融 | 28.52% | エネルギー | 22.07% |
不動産 | 15.83% | ヘルスケア | 20.52% |
エネルギー | 12.18% | 通信 | 14.58% |
経費が激安
ETFは無配になったり、業績が悪くなったものなどを排除して新しい銘柄を入れてくれたりしてくれます。
自動でメンテナンスしてくれる手間賃が資産額×0.07%です。
100万円積み立てたら年間の手間賃700円というウソみたいな金額です。
自分で銘柄探して入れ替えてという手間を考えたときにこの金額ではできないと思います。
ステートストリートが運用している
世界の運用会社トップ3の一角であるステートストリートが運用しています。
3社の運用資産合計額は1000兆円をこえるといわれています。
運用資産額が桁違いなので経費が安いのもありますが、経験も実績も信頼感が違います。
株価がHDVやVYMに比べると安い
2021年1月17日の時点での1株の価格は以下の通りです。
SPYD | USD34.78 |
HDV | USD89.68 |
VYM | USD94.64 |
試しに買ってみるのには気軽な金額になるね
安くてもごみなら意味がないけどSPYDは将来を期待できると思うよ
SPYDのデメリット
歴史が浅い
VYMは2006年、HDVは2011年につくられています。
SPYDは2015年につくられたのでデータが5年分しかありません。
一様コロナショック前までは右肩上がりに株価は上がってたけどね
14年間右肩上がりなのと5年右肩上がりなのと比較したら信頼感は長い期間の実績があるほうがいいです。
暴落時の株価下落率が大きく回復が遅い
Yahooファイナンスで6月7日に調べたデータになりますがVYMとHDVとSPYDの暴落前、暴落後、現在と株価を調べてみました。
VYM暴落前USD93.71 暴落時最安値USD70.75 2020年6月7日時点USD85.32
HDV暴落前USD98.17 暴落時最安値USD70.09 2020年6月7日時点USD89.15
SPYD暴落前USD39.89 暴落時最安値USD22.33 2020年6月7日時点USD31.10
という結果になります。
VYM暴落率24.51% 回復率63.45%
HDV暴落率28.61% 回復率70.38%
SPYD暴落率44.03% 回復率49.94%
SPYDは暴落時のダメージがでかいし、回復も遅いんだね
減配の可能性がある
コロナショックのような暴落があると減配の可能性があります。
2020年はSPYDにとってはじめての暴落でした。
その後ロックダウンなどの自粛により減配されたのでご紹介します。※SBI証券より
分配金月 | 2019年 | 2020年 | 配当増減 |
3月 | USD0.339422 | USD0.396187 | +16.72% |
6月 | USD0.461955 | USD0.365715 | -20.84% |
9月 | USD0.447676 | USD0.263572 | -41.13% |
12月 | USD0.49717 | USD0.606617 | +22.01% |
年間配当金 | USD1.746223 | USD1.632091 | -6.54% |
9月は特にSPYDホルダーはやばい!もうSPYDは終わりだという声が出てました
高配当でインカムゲイン狙いなので気持ちはわかります。
しかし単年度で一喜一憂するのではなく投資の目標がどうなのか?が重要です。
私は10年後、20年後はもっと高い株価になって増配してくれると信じてるので買い増しを続けています。
為替と2重課税
米国株を買うときのリスクはこの2点は必ず出ます。
1ドル=100円の時と1ドル120円の時では同じ100ドルのものを買うにしても円を出す量が違います。これが為替のリスクです。
2重課税はアメリカでも税金を取られて、日本でも税金が取られます。これが2重課税の問題です。
2重課税は申告することにより取り返せるので、面倒がらずに申告すれば問題ないと思います。
私が投資する理由
暴落に弱いというのはあるけど、一生持ち続けたときに配当金をしっかり出してくれるか?
売るつもりはないにしても株価は上がってくれるのか?
この2点を考えたときに期待持てると判断しています。
今後の方針
機会損失にならないように毎月一定数量を買い増しする
暴落があったらまとまった数量を買うことを検討する
一生持ち続けて売らない
SPYDだけに頼るのではなくHDV,VYMも同じバランスで買っていく
一生持ち続けられるマネーマシンの一つになると思う