世界経済の中心は米国なので米国の動向は重要です
今株高になっている要因がわかる内容になっています。
FRBの方針
と発言しました。
※FRBとはアメリカの中央銀行制度の最高意思決定機関で、日本語で「連邦準備理事会」
FRBは『最大雇用』と『物価の安定』につながることをしています。
この2つは極端にどちらかに振れるのではなく、バランスが大事なんだよ
雇用を優先して金融緩和をすると物価が上昇し、金融引き締めを行うと雇用が悪くなる可能性が高いからです。
この2つを両立させるのは難しくパウエル議長の発言は雇用を優先させるということを明言したということです。
そうするとどうなるの?
お金を流通させて、雇用を促進する方針ということはお金の価値が下がるということです。
お金の価値が下がると物価が上がりバブルのような資産拡大が起きる可能性があるということ。
最大雇用とは働きたいという人がおおむね働ける世の中ということです。
FRBが目指す最大雇用とは
目安は失業率4.1%を目安しているようです。
コロナショック直後の失業率14.7%→2021年1月の失業率6.3%になっています。
だいぶ改善されたんだね
しかしこの数字はそのまま信用できないんだよ
失業率は、専業主婦や、そもそも就職することをあきらめた人は除外されています。
飲食店等で、現在の状況で就職をあきらめた人がいるだろうということを踏まえると、
パウエル議長は『労働参加率が低下したことを考えると実質失業率は10%近い』という見通しを示しています。
現在ワクチンの投与が始まり、集団免疫が達成されれることを目指しています。
集団免疫が達成されて労働参加率が上昇したら、失業率がなかなか下がらないということも考えられます。
最大雇用を達成するのは2023年頃とFRBは予想しています。
2023年まで金利政策が継続される可能性を示してるんだね
お金がじゃぶじゃぶすられるということは、お金の価値が下がりインフレが加速することが考えられます。
ただしすぐにインフレが起こるというわけではありません。
1月の消費者物価指数は前年比で1.4%だったので、デフレ気味です。
だからパウエル長官もインフレに対して警戒する必要はないと考えています。
最大雇用を優先しているのはコロナ渦で失業している低所得者層を助けるためです。
新型コロナウィルスで打撃を受けたのは、飲食業・小売業・レジャー等です。
比較的賃金の安い人たちが最も打撃を受けています。
最大雇用を達成すれば、低所得者層を救うことができるとFRBは考えています。
だからインフレリスク対策を後回しにしても財政出動を続けるわけです。
インフレの容認=資産バブルとなるので株や不動産、金や仮想通貨等を持つ人はその恩恵にあずかれるということです。
ですから資産を持つ人と、持たない人では格差がますます広がる可能性があるということです。
実体経済が悪いのに株価が上がっているのはそういう背景があるんだね
どのような投資を続ければいいのか
米国がバブル相場になるのであれば積極的に買い進めばいいというわけではありません。
集団免疫が達成されて、金融政策が終了しインフレ対策に移行したら暴落が起きる可能性があるからです。
そうすると、どんな風にしたらいいのかな
投資をしないと成長の恩恵を受けられない。
投資をしたら直後に暴落が来て含み損抱えることになるかも。
高配当株などは買わず現金保有率を高めつつ、インデックス投資を継続すればいいです。
インデックス投資は市場平均の成長を目指す投資です。
短期的な暴落よりも20年後今よりも価格が上がっている(経済成長している)
このように思うものに連動した指数を買い続ければいいと思います。
そうするとやっぱり米国株投資がいいと思います
まとめ
最大雇用とは失業率4.1%で、2023年頃までと予測している
お金がどんどん供給されるのでお金の価値が下がり物の値段が上がりやすくなる
株・不動産・金・仮想通貨等の値上がりが期待されるので格差が広がりやすくなる
今後の方針として機会損失にならないようにインデックス投資は継続する
今後の方針として高配当株は様子見でキャッシュポジションを厚くする
投資をするのもしないのも個人の自由です。
しかし政策や、誰かの文句を言っても何も変わらないので、知識を身に付けて行動に移しましょう。
みんなで明るい未来になるようにしたいですね
・コロナ渦で労働市場の回復は遅れている。最大雇用に達するまでゼロ金利は継続する
・インフレについて当面は2%を上回る物価上昇率を目指す