電力会社って変えるとお得になるの?
場合によってなので何社か比較してみましょう
電力の自由化
電力が自由化されて様々な会社が料金プラン出してきました。
東京電力のほうが、何かあったときにすぐに対応してくれると聞いたけど
それは、はっきり言うと都市伝説です。
送電設備の持ち主は東京電力ですが、別会社と電力契約してるから後回しということはありません。
遅くなったとしたら順番通り対応してたら最後のほうだったというだけです。
それなら安いところがいいね
電力の契約を見直すだけで月数千円お得になるのはやらない理由はありません。
なぜならば、生活水準は変わらず契約する手間だけで、一生(改定がなければ)節約できるからです。
どこがいいかはそれぞれ特徴があるので人によります
細かく比較してみましょう。
電力会社の料金比較
4社の電力料金単価を比較をしてみたいと思います。
~120Kw | 121Kw~300Kw | 301Kw~ | |
東京電力 | 19.88円 | 26.48円 | 30.57円 |
ENEOS電気 | 19.88円 | 24.54円 | 26.22円 |
楽天電気 | 26.5円 | ||
LOOOP電気 | 26.4円 |
続いて基本料金です。
20A | 30A | 40A | 50A | 60A | ||
東京電力 | 572円 | 858円 | 1144円 | 1430円 | 1716円 | |
ENEOS電気 | 572円 | 858円 | 1144円 | 1430円 | 1716円 | |
楽天電気 | 0円 | |||||
LOOOP電気 | 0円 |
基本料金はある場合と、ない場合と分かれます。
トータルで検討する必要があります。最後にシミュレーションしています。
燃料調整費・再エネ発電賦課金などはどこの電力会社でも同じです。
東京電力
料金は従量電灯Bという契約料金単価です。
オール電化だとスマートプラン等ありますので別途検討が必要です。
特に2016年3月31日で廃止になった電化上手の契約をしているオール電化の方要注意
一度別電力会社に変更すると戻れません。
深夜電力を多く使うオール電化の場合、電化上手以上の契約は今のところありません。
せっかく読んでいただいてますが、電化上手契約の方は変更しないこれが最適です。
ENEOS電気
東京電力と比較して単価が安いです。ですから変更すれば必ず安くなります。
ENEOS電気には別途特典があります。
2年とくとく
1~2年目 0.2円/1Kw割引になります
3年目以降 0.3円Kw割引
2年とくとくは携帯の2年縛りみたいのがあります。
23ヶ月目、24ヶ月目に契約変更しないと自動更新されます。
もっと安い電気料金出たときは気軽に変えられないんだね
ENEOSカードでガソリンが割引
通常カード特典 | ENEOS電気の支払いをENEOSカードでする | |
ENEOSカードS | ガソリン代2円引き | ガソリン代 1円引き/リットル 最大月150リットル迄 |
ENEOSカードP | 1000円利用ごとに30ポイント | |
ENEOSカードC・NICOS | 利用状況により最大7円/リットル 150リットルまで | |
ENEOSカードCB・シナジーカード | 利用状況により最大7円/リットル 300リットルまで | 毎月電気料金100円引き |
軽油の場合1円引きなど省略してるところがあります。詳しくはこちらENEOS電気特典ページ
特別提携カードで支払い
ポイントが通常より多く付与されたり、マイルがもらえたりします。
こちらも種類が多いのでENEOS電気特典ページをご覧ください
Tポイントがたまる
登録すると電気料金の支払いでTポイントが付与されます。
※ENEOSカードで支払う場合は付与されません。
特典がいっぱいあるようですが支払い関係は併用できません
ENEOカードの場合そもそも年会費以上の割引を受けるのに687.5リットル年間ガソリンを入れる必要があります。
月あたりに直すと57.3リットル以上です。
特典は条件がいろいろあるから面倒そうだね
特典で恩恵を受けるために条件があるので、人によっては向いてない場合もあります。
ご自身のライフスタイルで、メリットがはまる場合は有りです。
楽天電気
基本料金0で単価はLOOOP電気より0.1円高いです。
しかし楽天ならではの特典があるので使い方によってお得になるかもしれません。
楽天SPUは楽天市場で買い物すると付与されるボーナスポイントです。
楽天市場で毎月買い物するような人はお得です。
楽天ポイントせどりをやっている方などはポイントで電気代まかなえると思います。
期間限定ポイントが毎月いっぱい取得している人で使い道に困ってる場合はお勧めです。
たまに楽天市場で買い物する程度の人はもともと安いLOOOP電気のほうが良いです。
LOOOP電気
基本料金が0で楽天電気より単価が安いです。
契約の仕方によって電気代は安くできます。
その他設備などでさらに割り引けます。
対象になる為に必要な条件 | 割引される価格 | |
ガス割り | ガスの契約もLOOOP電気のほうでする ※基本的に都市ガス供給エリア |
0.4円/kw割引 |
太陽光割引 | 住宅用太陽光発電システムを持っている人 LOOOP電気の会社で太陽光発電を購入設置するとさらに 1円割引 |
1円/kw割引 |
蓄電池割引 | LOOOP電池を購入し設置する ※EV車割引との併用はできません |
3円/kw割引 |
EV車割引 | EVを所有している、戸建て、自宅に充電器を設置している ※「Looopでんち割」との併用はできません。 |
1円割引/kw |
ガス割り以外は新たにというのはあまりお勧めしません。
出費のほうがでかいです。買うつもりだったのならEV車割引はありだと思います。
電気料金のシミュレーション
実際にシミュレーションをしてみましょう。
このお宅の電気料金で比較してみます。
燃料調整費・再エネ発電賦課金・停電割引は同じなので無視します。
東京電力
基本料金1430円 + 2385円60銭 + 4766円40銭 + 2598円45銭 =11,180円45銭
割引無視してるのでこの金額です。
ENEOS電気
まずは使用電力量を段階別に計算します。
1段料金 2385円60銭 ÷ 19.88円 =120kw
2段料金 4766円40銭 ÷ 26.48円 =180kw
3段料金 2598円45銭 ÷ 30.57円 =85kw
ENEOS電気の単価で計算します。
1段料金 120kw × 19.88円 =2385円60銭
2段料金 180kw × 24.54円 =4417円20銭
3段料金 85kw × 26.22円 =2228円70銭
基本料金1430円 + 2385円60銭 + 4417円20銭 + 2228円70銭 =10,461円50銭
楽天電気
385kw×26.5円=10,202円50銭
LOOOP電気
385kw × 26.4円 =10,164円
合計電気料金 | 東京電力との差額 | |
東京電力 | 11,180円45銭 | 0円 |
ENEOS電気 | 10,461円50銭 | 718円95銭 |
楽天電気 | 10,202円50銭 | 977円95銭 |
LOOOP電気 | 10,164円00銭 | 1,016円45銭 |
ENEOS電気はLOOOP電気より単価が安いけど基本料金があるので高くなっています。
LOOOP電気との差額297円50銭 ÷ LOOOP電気との単価差額0.18円 = 1652.77kw
1652.77kw以上さらに使わないと電気代だけではペイできません。
そんなに使わないから単純に一番安いのはLOOOP電気ということだね
ENEOS電気の2年とくとくを使うと0.2円割り引かれます。3年目以降は0.3円割り引かれます。
それを考慮すると
297円50銭 ÷ 0.48円 =619.79kw となります。
385kw + 619.79 =1004.79kw以上使用しているお宅ならENEOS電気がお得です。
そんなに使う家なんてどんな豪邸だよ!
電気代だけ比べたらLOOOP電気が一番安いです。
楽天はポイントが余計についたりして価格差以上のメリットが出るかもしれません。
まとめ
契約を変更するだけでずっと電気代が安くなるので絶対にしたほうが良い
オール電化で『電化上手』の契約は変更しないほうが良い
電力会社によって単価が異なります。
単純な電力料金比較だとLOOOP電気が安い
他の電力会社は特典があるので、サービス利用によってはメリットがでる
その他の利用は、個人差があるので最適な電力会社は個別でシミュレーションしたほうが良いです。
総合的に判断して一番お得な電力会社にしましょう。
今回は今までのブログ記事の中で一番の長編になりました(^^;)
途中の計算式などは計算根拠を確認したい人だけ見てください。
結果だけ知りたい人は結果の表だけご確認ください。