ダウ理論は投資中級者以上は知識としてあったほうがいいよね
ちょっとダウ理論についてかいつまんで説明しましょう
ダウ理論とは
ダウ理論はチャールズ・ダウという人が100年以上前に説いた理論です。
100年以上という歴史があるのに、いまだに有効性があるという事で意識されるものです。
ちなみにアメリカのダウ工業株価はこの人が作った指数です。
基本的に株の取り引きに使うものですが、一部FXにも使える知識になります
ダウ理論は6つの基本法則から構成されています。
②トレンドは3種類
③トレンドの基本は3段上げ
④トレンドは出来高も確認できなければならない
⑤平均株価は相互に確認できなければならない
⑥トレンドは明確な反転シグナルが出るまで継続する
①チャートはすべての材料を織り込んでいる(ファンダメンタルズ)
現在の株価は未来に起こるであろう事象を盛り込んで形成されているという事です。
例えば、新型コロナのワクチンが効いて、経済活動が再び活発化する期待は現在の株価に反映されているという事です。
逆に期待感で株価が構成されているので、期待を裏切る何かがあると、暴落する可能性があるという事でもあります。
一般の人が知るころには株価はその期待を反映してるんだね
②トレンドは3種類
中期トレンド:調整波と呼ばれるトレンドです。3週間~3ヶ月のサイクルです。
短期トレンド:こちらも調整波で3週間未満と言われています。
上昇及び下降等のトレンドは簡単には崩れないという事です。
長期トレンドは上昇でも短期で見たら下落という事はあります。
その場合下落するのは限定的で反転上昇するだろうというのが予測できます。
短期売買をする時に利食いポイントを引っ張るのか、早めに決済するのかという判断ができます。
③トレンドの基本は3段上げ
追随期:多くの投資家が乗っかってくる時期です。
利食い期:一般ニュースになったりする時期です。
先行期は、トレンド転換などする時ですが、個人的な買いを入れるのは難しい時期です。
基本追随期でトレンドフォローするのが一般的な投資手法になります。
利食い期では、投資し始めるのは遅いです。この時期に投資すると高値でつかんで損をします。
今の株価がどこにあるのか?を意識すると高値つかみは減らせます。
先行期は見守り、追随期初期段階で飛び乗って、利食い期は決済する。というのが基本です。
自分が認識したのがどの時期なのかで投資するかを決めましょう。
④トレンドは出来高も確認できなければならない
FXには確認できないのですが、株の場合は出来高というものがあります。
出来高が多いもの=取引量が多いものという事になります。
必然的に出来高が多いものは価格が動くので売買による利益を得ることができます。
出来高が少ないのに株価が動いたとしたら何かしらの理由があり、すぐに落ち着く可能性があります。
トレンドフォローする時に出来高も多くなっているか確認すると、その動きが信用できるものなのか?判断できます。
⑤平均株価は相互に確認できなければならない
ダウは工業株価という事で工業生産に関連するものになります。
物を作った時に販売するところまで運送する必要があります。
工業と運送は密接な関連性があるという事です。
工業株価が上がっているのであれば運送関連の株価が上がってないとおかしいという事です。
どちらか片方だけ株価が動くというのは、何かしらの要因がるという事です。
両方そろって動くときは好景気になったと判断する材料の一つになります。
⑥トレンドは明確な反転シグナルが出るまで継続する
トレンドは一方通行ではなく、ギザギザになりながら作られます。
トレンドが作られるとき、安値や高値を超えながら形成されます。
これが明確に超えられなくなってきてトレンド返還するようになります。
これはチャートの形状を見ていると段々わかるようになります。
この明確な反転シグナルを確認してから入るというのが基本になります。
FXはこの反転シグナル重要だよね
まとめ
①チャートはすべての材料を織り込んでいる(ファンダメンタルズ)
②トレンドは3種類
③トレンドの基本は3段上げ
④トレンドは出来高も確認できなければならない
⑤平均株価は相互に確認できなければならない
⑥トレンドは明確な反転シグナルが出るまで継続する
①、②、③、⑥はFXでも使える知識です。
ダウ理論を意識してると、高値つかみしづらくなる
初心者向けの投資ではなく、個別株やFXに使える知識です。
再現性が高い投資は、投資信託+積立NISA+ドルコスト平均法+長期投資です。
個別株やFXは損失が出る可能性が高いけど倍以上にする可能性もある手法です。
自分に合った目的で、リスク許容度の中で投資並びに投機をすればいいと思います。
ダウ理論はリスクの高い投資投資手法を使う時に知っておいた方がいい知識です。