日経平均ってよく聞くけど内容はよくわからない
日本に投資する場合日経平均に連動する投資信託もあるので解説します
日経平均の基礎知識
日経平均株価とは日本を代表する企業225社の株価指数(平均点)です。
日本の株式市場の大まかな値動きがわかるものとしてニュースで発表されています。
計算上株価の高いものの影響を受けるためTOPIXのほうが実態を表しているといわれています。
日経平均はどこが発表してるの?
日経平均は、日本経済新聞社が独自の計算方法で算出し発表しているものです。
計算方法:採用銘柄の合計/除数 =日経平均株価
株式の分割や銘柄の入れ替え等を考慮した調整で除数は決められています。(現在は27.769)
ファーストリテイリングはユニクロを運営している会社です。
2021年3月5日現在で1株あたり95,750円です。
日経平均株価は個々の銘柄の平均によって算出されるため、株価が高い銘柄の影響を受けやすいです。
・1株1万円の株価が10%動くと1000円→除数27で割ると37円日経平均が動きます。
日経平均は株価の高い銘柄の影響を受けやすいんだね
上位15社で日経平均の50%ものウェイトを占めています。
この15社の株価は日経平均に大きな影響を与えています。
ですから255社の平均といいつつもウェイトの大きな会社に大きく影響されるのが実態です。
TOPIXについて
TOPIXは日経平均と並んで日本を代表する指数です。
日経平均株価が255社に対して東証一部上場の約2000社全てが対象です。
計算式:時価総額(株価×上場株式数)/基準点の時価総額(1968年1月4日)×100
この計算式は『時価総額加重平均』といい株価の高い銘柄の影響が少なくなるのが特徴です。
時価加重平均とは、大きな会社と小さな会社の割合を考慮することを言います。
A社が時価総額が1万円、B社1000円だとした時に1万円投資する時にA社もB社にも5000円ずつ投資ではバランスが悪いです。
A社に9100円、B社に900円のように時価総額に応じた割合を考慮するのが時価加重平均です。
世界的な主流はこの『時価総額加重平均』になっています。
日経平均の現在価格
日経平均株価はバブルの時に38,915円を付けてから30年ぶりに3万円を超えました。
その後米国の長期金利の上昇に伴い28,000代に下落しています。
人口減少の懸念がある日本ですが、米中対立により中国への投資資金が日本へ流れたためと言われています。
日本の経済成長に期待して投資するのもOKだと思うのでお勧めの投資信託を紹介します。
日本の指数に連動する投資信託
日本の経済成長に期待するのであれば日経平均及びTOPIXに連動する投資信託を買うのもありです。
日経平均株価に連動するおすすめ投資信託
お勧めは『ニッセイー〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ日経平均インデックスファンド』です。
お勧めする理由は何種類かある中で一番信託報酬料が安い0.154%だからです。
ちなみに一番高い信託報酬料は0.693%と約4倍違います。
手数料だけ見るとeMAX Slimシリーズも信託報酬が0.154%で同じく安いです。
同じ手数料、同じ指数に連動するならば純資産総額が多い方がいいと思います。
ニッセイ純資産192億2900万円、eMAX Slim純資産91億3300万円
以上の2点の理由からニッセイのほうをお勧めします。
ちなみに両方とも積立NISA対応銘柄です。
TOPIXに連動する投資信託
こちらも『ニッセイー〈購入・換金手数料なし〉ニッセイTOPIXインデックスファンド』をお勧めします。
信託報酬料が0.154%と最安値、高いところの0.715%と比べると5倍弱の差があります。
やはりeMAX SlimシリーズのTOPOX連動の投資信託と信託報酬料は一緒なので純資産額で比べます。
ニッセイ純資産362億2900万円、eMAX Slim純資産280億6500万円
こちらもニッセイのほうが純資産総額が大きいのでニッセイのほうをお勧めします。
ただ、日経平均の方もTOPIXのほうも、設定日が1年半ニッセイのほうが早いです。
期間が長ければ純資産額は伸びやすいので、その辺も考慮するといいと思います。
まとめ
日経平均株価は株価の大きい銘柄の影響を受けやすい
TOPIXは時価加重平均で算出されるので、株価の大小の影響は少ない
日経平均は30年ぶりに3万円を突破している
ポートフォリオに日本への投資を組み入れるのはありです。
お勧めの投資信託はニッセイ
指数の中身を理解して投資するか、しないかの判断をしないと誤った判断をしてしまいます。